自己肯定感 自閉症スペクトラムおのお子さんの発音

2017年3月7日

こんにちわ

こどもの発達のセラピスト、清水宏美です。

 

自閉症スペクトラムのお子さんでは、発音に独特の感じがあります。

メロディーやイントネーションが独特だったり、

特有の言葉を自分で作っていたりします。

同じカテゴリーの中で語彙が分化していなかったり(みかんの絵を見て、トマト、など)

 

それに加え、こどもなので、発達の問題があります。

s、r、つ、ず

などは、すべてのお子さんで発達の遅い音ですが、

それが入り混じります。

 

そして、一つの音(単音)では言えていたとしても、

2つの音節(音)になったり、

単語になったり、

あるいは単語で改善したとしても文章になると

 

近くの音にひきづられて、近くの音が変わってしまう 同化 という現象が見られます。

例えば、たいこ という単語はうまく言えるのに、たいことラッパが〜〜

と言おうとすると たいこ こ ラッパが

になってしまったりする現象です。

 

小学校高学年になられても、この 同化 という現象は見られる事があり、

自閉症スペクトラムのお子さん独特の 早口 や 急な話題の転換

と相まって、お話の了解度を悪くしてしまったりしている事があります。

 

ご本人が何を言っているのか、なん度も聞き返す必要のあるくらいの発話の明瞭度のお子さんと、

発音に若干間違いはあるものの、聞きかえしはほとんどする必要がなく、言っていることを理解することができるお子さんが います。

発音の検査(単語レベル)をしてみると、同じくらい発音には間違いがなかったりします。

 

何が違うかというと、この、近くの音にひきづられておこる 同化 や 子音の歪み に差が見られることがあります。

 

そしてこれらはどうも、小さい頃に 自分を受け入れられて育ったお子さんと、受け入れらることが少なかったお子さんの 違いで起こるようなのです。

 

自分が 受けいれられる、自分に自信がある、自己肯定感 が強いと、

はっきりとお話しすることができます。

自分の思っていることを、告げることができます。

 

しかし、自分が受け入れられているか、不安、

自分の言っていることが、拒絶されるのではと不安、

自分の居場所が不安

と言った気持ちを抱えているお子さんでは、

 

はっきり、きっぱり、お話することを、無意識でためらっている感じがするのです。

 

それで、発話の明瞭度が上がらず

甘えたい気持ちや、自分の言葉を はっきり言うことへのためらいとして

発音の不明瞭があるように感じることがあります。

 

自分を肯定する気持ち

 

これは、小さな頃に養われるもので、

また、大きくなってからも養われ続けるもので、

非常に重要です。

 

 

そのため、保護者の方に見通しを持っていただくために、発信しています。

 

 

しかし、聴覚的な処理の問題で、大きくなっても発音の問題が改善しないお子さんもいるので、そのあたりはきちんと専門家にご相談されることをお勧めします。

以上、ご参考になることがあれば、幸いです。

 

 

こどもの発達のセラピスト 清水宏美