経管栄養と気管切開のおこさん 口から食べること

2018年5月23日

こんばんわ

こどもの発達のセラピスト 清水宏美です。

 

今日は、摂食支援指導 お口から食べること について書いてみたいと思います。

口から食べること。

これも 発達 です。

経験もなく、いきなりお口から食べれる人はいません。

 

みんな、哺乳を経て、原始的な摂食パターン(チュッチュと哺乳瓶を吸っては飲む反射。幾つかの反射が組み合わさって出来ています)を

順々に 自発的な 恣意的な

自分でコントロールできる運動に変えていくことで、

ご飯が食べられるようになっていきます。

 

はじめは、果汁や麦茶などから。

次第にべちゃべちゃなものを、取り込み、送り込み、嚥下できるようになって

次に 歯茎でつぶせるくらいの硬さのもの

そして、咀嚼 かみつぶして 舌の左右への自由な動き 高度な協調運動 嚥下へと

段階を経て学習していきます。

 

摂食も、学習です。

経験なく、できるようになるお子さんはいません。

 

そして、そのような経験ができるようになるには、

  1. 全身の健康状態が良いこと。

  2. 正常な反射が揃っていること。

  3. 反射を抑制する自発的な運動が可能であること(重力に対抗した運動が可能であること)

  4. 呼吸に問題がないこと。

などの条件が必要となってきます。

気管切開のおこさんでは、当然のことながら、呼吸に問題があります。

 

嚥下は、呼吸との協調運動です。

呼吸が下手なら、嚥下ができません。

命にかかわる問題になります。

 

 

経管栄養のお子さんでは、全身状態が良好であることが、まずは生きるために、問題になっていたりします。

食べることのリハビリが可能になった段階で、これまでの未経験を補っていくことが必要になる場合があります。

 

一口に 食べられない と言っても、理由はいろいろです。

その辺りを見定め、他の機関、医療と連携を取りながら、お口から食べることを進めていきます。

 

もちろん無理な場合もありますが、その場合も、お口の刺激
そして嚥下と、リハビリが可能なことがあったりします。

お口の清潔は全身状態とも(感染症など)関係していたりします。

 

お子さんの運動、認知 全体の発達と関連させながら、支援を行なっていきます。

 

遊べること コミュニケーション

それと食べることは 同じであったりします。

 

人はコミュニケーションの中で発達してきます。
遊べた時、人は発達します。

そして、人生の最後にも、同じ道筋を辿っていきます。

 

できるだけ長く、お口から食べられること。

それを支援できる人がいるということ。

それは、本当の温かさなんじゃないかな、と思うことがあります。

 

最後まで、人は本能的に、コミュニケーションを求め、そこに豊かさを感じると思います。

食べることは、最後までその手段となります。

 

 

言語聴覚士 清水宏美

 

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